賭けボウリングの世界に生きる、元プロボウラーの話。
「賭けボウリング」なる世界観が特徴的な本作ですが、それ自体に特に面白みはなかったかな…という印象。
別にこれがゴルフであっても、テニスであっても、成立する話ですからね。
それよりも本作の見所となるのが、挫折を抱えた主人公と自閉症の青年との交流と再生です。
まぁ、よくある話と言えば、よくある話なのですが、自閉症の青年が特別な力を発揮していく展開は痛快ですし、2人が韓国らしい義兄弟の関係になっていくのもグッと来るものがありました。
ボウリング要素に期待すると肩透かしを食らうかもしれませんが、良くも悪くもベタなヒューマンドラマなので、誰が見ても、それなりに満足出来る作品でしょう。