権力の恣意的な乱用はいつの世にも起こりうる。50年前のデトロイトでは黒人たちは白人を中心とした公権力に虐げられていた。そして偶発的に発生した暴動。
ちょっとしたいたずらが最悪の事態を呼ぶ。スクリーンを見る私たちにできることはない。こんなにも酷いことが目の前で起こっていても私たちはおそらくその現実であろうことを、目を開けて観ているだけだ。
公権力による強制や時には公共の福祉に鑑みて必要だが、初めから結論ありきの自白強要、最後には公権力が守るべき対象を殺している。
あれから50年 こんなにも酷いことはなくなったんだろうか?
きっと世界のどこかで似たようなことが起こってるんだろうな。色々考えさせられる映画でした。