おかみにゃん

ありふれた悪事のおかみにゃんのレビュー・感想・評価

ありふれた悪事(2017年製作の映画)
3.0
8/14
 軍事政権下の韓国。
国家の横暴な政策から国民の目をそらすため、連続殺人事件の犯人でっち上げを国家安全企画部が企てる。
その捜査を、亡父が共産主義者であったことや、足の悪い息子の治療費援助をちらつかせながら熱血刑事に押し付ける。そして多額の見返りに大親友の新聞記者さえも裏切らせる。

「ありふれた…」という題名に皮肉が込められている。
この程度の悪事は、当時の韓国では「ありふれた」ことと言いたかったのか?
事実はもっと恐ろしかったに違いない。