いかえもん

ホンモノの気持ちのいかえもんのレビュー・感想・評価

ホンモノの気持ち(2018年製作の映画)
3.6
ネトフリオンリー配信のユアン主演。見なければなりません!
しかし、この邦題はなんなんだろう…ダサいな。

アンドロイドを開発する研究者のコール。コールによって開発されたアンドロイドのゾーイは自分がアンドロイドだと知らずにコールに恋をする。コールに気持ちを打ち明けるゾーイ。その気持ちにコールは応えられるのか…。
人間とロボットとの境界線は…というのは、アンドロイドものの永遠のテーマだなぁ。

結構面白いなと思ったのが、ベニソルとかいう惚れ薬!これすごいよね!ある種、バイア〇〇的なお薬で、見知らぬ人同士でも薬を飲めば恋した時に出る脳内物質が分泌されて恋に落ちた気になれますって、ああ、恋愛とは脳内物質の分泌によるものなんですなぁという味気ない気持ちになります。
…が、しかし!が、しかしですよ、その脳内物質が薬を飲まなくても、その人を見つけただけで、そばにいるだけで、少し見つめられただけで、分泌されるってある意味やっぱ恋ってすごいよなぁって思いました。
このベニソルのくだりがあることで、人間同士でも薬飲んで恋した気になっているのはそれは本物なのかよ?ということを訴えてるんだろうと思うし、それならゾーイのことを思うと切なくなっちゃうコール、あんたは恋をしてるんだよ!っていうことなんだろう。

でも、まあ、ユアンがなかなかアンドロイドを好きになってしまった自分を受け入れられないでいるのが、気持ちはわかるよーってなる感じでした。

そして今回も笑顔のユアンと、すっぽんぽんで湖に飛び込むユアンが見られましたので、総じて満足です。