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The Image(原題)のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

The Image(原題)(1969年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

殺人の罪をおかした者がもっともおそれる劫罰とはどんなものであろうか。それは24時間365日ねむることさえできず無数の白蟻を一匹づつころしてもころしてもつぎからつぎへとわいてくるようにして永遠に人をころしつづけなければならなくなること。それもおなじ人物。自分がもっともきのおけない人物。それがころしてもころしてもよみがえり部屋をおとずれるのだ。見事なボーイズラブ映画。あいする男を絵のなかに永遠に定着させんがため最終段階としてとったころすという行為。ひとときの過程でしか手段にしかすぎないはずだったのに。けっして絵をきりさくことができない男。そうそれは永遠に完成させることのできない禁断の絵の題材だったのだ。どこかがなにかがつねにかけているボウイの音楽。だから永遠の魅力をはなつ。
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