未体験ゾーン2018の2作目は噂のB級…いやZ級映画集団アストロン6がお送りする「ザ・ヴォイド」。
なんつってもこのタイトルが好き。
ヴォイドといえばやっぱベルセルクのあの人ですよね!
脳味噌をまるっと晒す羞恥心のかけらもない姿が大人気の天使長!
話がそれましたが、Voidとは「宇宙の間の何もない空間」や「虚無」みたいな意味。
これまた中二心を揺さぶられますなー。
そしてこれ完全にジョン・カーペンター先生好きな人が作ったよね?
主人公とボス対決とか完全に「パラダイム」だし、クリーチャーの触手ピロピロは「遊星からの物体X」だし。
あとヤバい奴らに取り囲まれるのは「パラダイム」と「要塞警察」か。
そこに隠し味としてちょこっとクトゥルー神話を付け足した感じ。
時折挟まれる宇宙っぽい映像や、絶望を感じさせる山々は狂気山脈をイメージさせる。
まぁカーペンター大好き人間、クトゥルー神話大好き人間としては嫌いな訳ない。
むしろ大好物。
グロさや訳の分からない不気味さもたまらない。
クリーチャーもCGじゃない手作り感が最高!
欲を言えばもうちょっとクリーチャーをいっぱいじっくり見せて欲しかった!
ここまできたらもっとグチャドロで良かったのにー。
あと元々が説明不足なストーリー展開なのに、字幕の意訳してるとこが余計に分かりづらくしてる気がする…DVDとか出たらもう一回じっくり観たい。
万人にはオススメ出来ないけど、好きな人はとことん好きそうな感じ。
今作がアストロン6作品初体験で、意外とちゃんとしとるやんと思ったら、これクラウドファンディングで資金集めた作品らしい。
思ったより資金が集まったのかもね!