トモ

シェイプ・オブ・ウォーターのトモのレビュー・感想・評価

4.0
シェイプオブウォーター

60年代の建物、車、風景、音楽が素敵でした。

いつの時代も形を変えて存在するのかもしれないが、特に冷戦時代は利己的で不完全な人間が権力を持つとこうなります、人を人とも思わないそんな背景を描くのに適しているのかと。

言葉を発することが出来なくなった主人公が意思疎通をはかることの出来ない不思議な生物に興味を持ち惹かれていくというストーリー

道具としてただ国益、欲のために利用する者と、同じ生きる物として相手の気持ちを引き出し寄り添おうとする人間の真(かどうかは分からないが…)の姿。

この不思議な生物を神とするならば、人間は神に試されてるのかと。

信じる(愛する)者は救われる(キズが直ぐに癒える)

猫のかわいそうなシーンも生きるために必要なもの、自然なものという事が言いたかったのかな…。

詳しくはないけど聖書の一部が引用されてたぽいからそういうことなのかなと。

純粋なラブストーリーかと思えばスリリングなシーンや日常的な行動等もあったり。

主人公が興味を持ち、惹かれて恋をする過程というか気持ちの動向という一番大切な部分が少し感じられなかったかなという気はあります。

ここがしっかり描かれていればもっと良かったかな。

不思議な生物は見方を変えると仮○ライダーア○ゾンのような風貌でスタイルもスラッとしててなかなか日本受けしそうな格好良さ?

表情も悲しげだけど愛らしい所もあるし、そういう部分で話題になりそうな気もします

あと確か「ドリーム」に出てたあの女優さん、台詞が絶妙なのが多くて凄く良かったです。

あとあの背の高い男の人、007の悪役ジョーズに似てたような似てないような、笑。

あとあの映画館の上の自宅なんて最高過ぎる!
トモ

トモ