ギレルモデルトロ、アカデミー賞受賞効果なのか?
映画館は平日にかかわらず、ちょいと映画にうるさそうなご老人でほぼ一杯でした。
作品自体は、時代背景を巧みに投影したファンタジーというデルトロ得意のジャンル。
『バンズラビリンス』時代より格段と名声を獲得したので、相当に金のかかった映像を作り出すことに成功。
撮影。効果、音楽はかなりよい。
残念なことは、この種の映画はラストに向けた筋立てが難しい。
この映画も、半分程見た時点で結末は見えてしまう。
デルトロの真価はこういった作品より、もっと単純な怪獣映画に向いているのではなかろうかと思った。
クリューチャー(怪獣)の顔は『バンズラビリンス』にそっくりなのはご愛敬か!