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ライオン・キングのtottsunのレビュー・感想・評価

ライオン・キング(2019年製作の映画)
3.9
「ライオンキング」🎬33
アフリカのサバンナに君臨する偉大なる王、ライオンのムファサが息子シンバを授かり、さまざまな動物たちが誕生の儀式に集まってくる。動物たちは、ヒヒの祈祷師ラフィキが皆の前にささげた将来の王シンバに深くこうべを垂れる。だが、自分が王になれないことに不満を募らせるムファサの弟スカーだけは、シンバの誕生を苦々しく感じていた。
いろんな方に「まだ観てないの!?」って何度聞かれたことか…w
お待たせいたしました!
本日やっと鑑賞することができましたよー!
初夏から始まったディズニー3作品順次公開も気づいたら3作目でもう夏が終わろうとしてますね。
この作品は他の2作に比べてあまりドキドキせずにこの日が来るのを待ってました。ビジュアルが公開された時はライオンそのものの姿に誰が誰か分からずザズーの見た目にも最初は「あれま!」となった私ですが、色々な情報が解禁されるにつれて…すっごい期待してるわけでもなくドキドキしてるわけでもなく割とフラットな気持ちでいました。
この監督の作品は「ジャングルブック」を見たときに悪くない手応えを感じたのであまり心配はしてませんでした。
最近のディズニーは女性に対する描き方や黒人などの描き方が度を超えすぎているような気がしてモヤモヤすることがあったので人間が出てるわけでは無いのでそう言った部分も気にならず逆に良かったのかも。
まずオープニングのシーンは驚くほどのアニメの通りで本当びっくり!
カメラワークや映像の展開など本当にそのままで慌てることなく映画の世界に誘ってくれました。
超実写化ってこういうことね。
描くシーンは割と本当にアニメそのものでアニメファンや作品自体にリスペクトが感じられて良かったな。
こういうのって本当バランスが難しいと思うんですよね。
アニメだからできるデフォルメを取るべきか実写に寄せすぎてナショナルジオグラフィック化するのか。そういう部分のバランスは本当に秀逸だったなと思われます。
ただ、やっぱ途中アニメでは無い分ライオンがみんな似てるww
子シンバなのか子ナラなのかセリフでしか見分けがつかなかったり、サラビ(シンバの母)なのかナラの母なのか大人になったナラなのか…
アニメを擦り切れるほどリピートしてきた私でも判別するの難しかった。
あとね、スカーがね物足りない。
アニメほどイマイチ狡猾さが出てなかった気がする。
ディズニー作品って結構メインキャラも大事だけどそれよりも濃いヴィランズがいるから成り立ってるんだと思うんですよね。
今作もまさにそれで…噂には聞いてたけど「準備しろ」のシーンがイマイチだったかな。
そうやって考えると本当にアニメ版の声優さんに拍手だし本当崇めたいくらい。
ハイエナたちはねやっぱおバカでないとw
個人的には今まで見たディズニー実写版の中では1番実写化のバランス良かった気がするけど…
(これはあくまでもディズニーヲタク的な意見ですが)
展開そのままで実写化した意味が無いという意見もあるみたいですが…
まぁ、ティモンとプンバァが本当に可愛かったし!いいんじゃないでしょうかね。
最後の方ではまさかのオマージュがあるとは。
これは見た人にしか分からないから是非見て!
「ライオンキング」はアニメ版のレビューにも書いたけどアニメ版をはじめ、劇団四季版、ブロードウェイ版…
いつも身近にあった存在なのでこういう形で満足できて本当に良かった。
エンドロールまで見てるとミュージカル版の「お前の中に生きている」が聞けるのでぜひ!
私的には☆☆☆.9かな。
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