ひよし

ボヘミアン・ラプソディのひよしのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.0
クイーンにそこまで熱量ディープでない自分にも楽しめたし、クイーンのいくつかの歌を知ってるよ、ってな方にもワクワクできるはず。

思い入れが強い方からすると、ツッコミ所は満載かもで、そもそも主役がフレディに見れるかどうかから始まり、選曲なんかも‥‥
個人的にはこの人がフレディやねん、この人がフレディやねん、と基本的設定を肯定し何度も脳内で唱えていましたが、時おりこいつ誰やねんと訝る心は遠い彼方へおいやり、ブライアン メイには、おおブライアン メイやと感じられ無事にスクリーンに集中できました。

今よりもっとアホやったころに仲の良い友人と①レディオガガでの両手かざし②ホール&オーツのプライベートアイズでの両手かざし③猪木のイチ、二、サン、ダーーッを右手拳つき上げ④スタン ハンセンのウイーーーッ、を右手テキサスロングホーンでつき上げ、のどれが一番現場で体験したいかと討論になった事をふいに思い出し(ヒマすぎ!)、クイーン好きでプロレスバカやった友人が『う〜ん、そやなぁ〜』って授業中より真剣に考えてたのを、おまえアホやな!と言いつつオレは①やなって答えてたのが、そいつの顔とそいつの好きなキラークイーンのサビの旋律と共に脳裏に浮かび、フレディよりだいぶ若く逝ってもうたそいつに心の中でそっと手を合わせました。
ハンセンがホンマはウイーッって言うて無かった事(ホンマにビックリ⁉︎)とこの映画の事を自分もあっちに行った時にそいつに教えてやろうと、かすかにウェットになった瞳でエンドロール観ながら決めました。


しかしライブエイドの元々の始まりのバンドエイドやけど、いくらチャリティーで金集めのためとはいえ、カルチャークラブ、ワム、デュランデュラン、ポリス、スタイルカウンシル‥‥って当時のなかなかのミーハーチック全開やなって今さら思いながら、ボブ ゲルドフの術中にはまりレコードは持ってたわ。

やはりクイーンにはと言うかフレディの耳にはバンドエイドの話しは入らんかったのやろか。アイツのせいで。
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