ひよし

ナイトメア・アリーのひよしのレビュー・感想・評価

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)
4.0
クーパーに堪能しました。
助言や格言めいたもんが度々登場人物の口から聞かされ、その度に期待を裏切らん場面を観せるデルトロ。
コレット、デフォー、ブランシェットも期待通りやし、ストラザーン、パールマンもええ味あふれ出て、マーラは世間の常識が通用せん世界でも規範を示し、やはり可愛かった。

ああこうなるんやろな、とか、そんなんしたらアカンやん、とか心で囁きながら、クーパーの人生のアップダウンを見世物小屋でギークを見るかの様に劇場で観せられました。

話はちゃいますが‥‥
昔々、造幣局の桜の通り抜けに初めて行った時、『蛇女』と書かれた見世物小屋に入った事を思い出しました。
確か入場料は500円か1000円かやったか‥‥
内容はと言うと、当時はかなりご年配に見えた女性が動かない蛇をかじると言うもんで、それ以外もいくつか出し物があったんやろうけど覚えてません。何しか大きなテントの様な所に入ると即、生臭かったのはよく覚えてました。
ちなみに翌年は『白熊男』でした。内容は割愛させていただきます。

何か若かりし頃の変な思い出を同じ桜の季節に思いおこされました。
ひよし

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