ねむ

ボヘミアン・ラプソディのねむのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.5
平日のレディースデイの夕方とか席、がら空きなのに…っ
めっちゃ真横におばさま二人組が座って、本編始まってるのに携帯見ながらお喋りしてたんですよね…っ無理ーーーー
怒ってほしい誰か。いや、次会ったら絶対注意する必ずや。
私としてはかなり最悪のスタートでした。

そしてIMax上映館が遠すぎて待てずにフツーの字幕版観たんですが、映画館関係者に並々ならぬ思い入れのスタッフがいるのでは??と思うほど音量大きく感じたので、そこまで物足りなさとか感じないまま作品に集中出来ました(満足


queenは全然知らなくて、曲を幾つか聴いたことあるくらいな上に(ロック全般に)興味もなかったからまっさらの状態で鑑賞。

彼の決して誰とも分かち合えない孤独をずーっと見つめていた。
周りからみて才能の塊で仲間に恵まれていて皆から愛されてお金持ちでこれぞ成功って感じなんだけど、それが彼の元に来るまで苦しみとか寂しさは必ずついて回るわけで。

狂乱やお祭り騒ぎ、傲慢の上にあるhappyって霞のようなものだ。

苦しみ抜いてうみだしたものに命のきらめきが溢れてるのが不思議でならない。
ネガティブなものって、ネガティブなものしか引き寄せないわけじゃないんだなとすごく思った。
そのやっととりあげたものに共鳴する同じ心を全く逆のものに変える。真っ暗でぐちゃぐちゃの孤独が希望とか光みたいになって震える。

メアリーやqueenの皆が肝心な時に彼を理解する姿本当に良かった。家族。本当に家族だった。
何があっても、最後は必ず集まって許す、誰かのそういう存在に自分もなりたい。

ひとりぼっちが集まって、みんなって言ったのほんと良かった。
普段なら『みんな』なんて言葉大嫌いなんだけど、、
ひとりぼっちを1つに出来る力を感じた。

あと、すぐに受け入れてもらえたりわかってもらえることばかりが正しいわけじゃないんだなって。
時間がかかることもあるけど、乗り越えていくんだ。
これが一番自分に伝わったメッセージだった。
全部がうまくいく道を選んで進むんじゃなくて、迷いながら何かかけ違えてもそれに気づいて傷つきながら前進するということ。
遠回りしても、誰もわかってくれない時があったり孤独を感じても、間違えたりしても、それを乗り越えるんだ。
多分、大切なことは途切れたりせずいつか伝わる気がした。自分が生きてる間にじゃなかったとしても、きっと最後は伝わるんだと思った。



もっかい観直したいかも😭



追記
あんなに大勢の、世界中の彼に1度も会ったことのない人達を夢中にさせる彼だけど、たった一人の人間に見えたのが印象的過ぎた。
やはりすごい人ってどこか同じ人類と思ってない節があるから、あ、この人にんげんやった…て我にかえる感じ。


追記2
帰りながらボヘミアン ラプソディーのアルバム聴いてる。あと、フレディ役のひと、ショートタームにも出てた人だったんだ!!再現力すごい!!
全然気づかなかった…!!
ねむ

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