一人で映画を観に行くことの楽しさを教えてくれた、私にとってはとても大切な映画です。
子育て中は「映画館で映画を観る」ということができる事さえ忘れていました。
ちょうど最初にこの映画を観た日、家族の事で悩みがあり、どん底の精神状態でした。たまたま仕事が早く終わり、何気なく久しぶりに映画でも観ようかなと時間を調べて行きました。
映画館で映画を観るのは何年ぶり⁈それだけでも贅沢でかけがえのない時間に思えました。
最初のライブエイドのステージに上がる前のシーンだけで泣いてしまい、映画に引き込まれるうち、悩みの種類は違っても、フレディの悩みや寂しさと自分を重ねてしまい…
何度も涙…また涙…
そしてラストのライブエイド!
もうここからは、ずっと号泣でした。
エンドロールで本物のフレディが出てきてまたさらに号泣…💦
それから毎週のように映画館に通い、結局この映画は6回映画館で観ましたが、毎回ライブエイドからエンドロールまで号泣してしまいました。いったい、どういうことでしょう⁇
クィーンは知っていた世代ですが、あまり聴いてこなかったので、有名な曲を知っている程度でしたが、ニワカファンになり、それから毎晩YouTubeでライブ映像を見たり、CDを買って曲を聴きまくりました。
昔からのファンの方たちにとっては納得できない映画かもしれません。映画評論家の方たちの評価も辛口だと聞きました。
でも私にとっては映画館で他のたくさんの好きな映画に出会うきっかけを作ってくれ、そのもっとずっと後ですが、このFilmarksにも出会うきっかけになった映画です。
今まで何度となく、映画や本に助けられてきましたが、この映画も間違いなくその一つです。
《このレビューを書いた日》
2020年6月3日
最初に観賞した日から一年半以上経った日に書きました。