身を焼くほどの氷の冷たさ、のような感覚がよぎる映画だった。冷たい空気に体は縮こまるけど、それが深く心にも及ぶ壮絶な抑圧の物語。テルマの姿はフロイト『ヒステリー研究』やデ・パルマ『キャリー』を思わせる。なぜここまで苦しめられるのか辛かったけど、愛があり続けてよかったと思う。
抑圧に続く抑圧、という感じでしんどいのはしんどい、そんなに苦しまなくちゃならない宗教や教育になんの意味がある…？とも思う が、抑圧から羽ばたいていく少女の物語というのはそういえば今も昔もたくさんある この映画についてはみんな死ねモードにならなかっただけでもよかったなと思った。
視覚的にめちゃチカチカするので頭がぼーっとしてしまった 注意書きは出るけど思ってた以上にチカチカされた
