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ランペイジ 巨獣大乱闘のbutasuのネタバレレビュー・内容・結末

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。頭空っぽで観るべきアクション映画。

正直、脚本はツッコミどころのオンパレードである。おかしな点を言い出したらきりがない、というか5分に1回は何かしらツッコみたいところが出てくる。ただもう、ドウェイン・ジョンソン主演の怪獣アクション映画にそんなこと指摘するのも野暮じゃない?とにかくテンポが良くて勢いがあってCGが派手なので、何もかもを総スルーしてお祭り騒ぎを楽しめば良いのだ!

ドウェイン・ジョンソンは相変わらずの肉体の説得力で、こいつなら絶対に死なないしどんな敵とも闘えるという安心感を観客に与える。特殊部隊出身の霊長類学者ってなんだよ面白すぎる。そのくせ表情は穏やかで優しいからズルい。もう完全にゴリラ。この手のアクション映画だとヒロインはうざいことが多いのだが、今作のナオミ・ハリスはとても良かったなぁ。登場時に嫌な奴だったのに最後は共闘することになるジェフリー・ディーン・モーガンも存在感があって良かったし、ラスボスの女社長マリン・アッカーマンも素晴らしい。今作はキャストが完全にバッチリハマっていた印象。

巨獣大乱闘と聞いていたが、思ったよりは大きくなく(ビルをちょっとずつよじ登るレベル)、思ったよりは巨獣の数が少なく(たった3体)、終盤まで中々暴れなかった。もう少し極端に派手な大乱闘が観たかったなぁという気持ち。まぁ十分楽しめたけども。というか個人的にはこの映画は巨獣大乱闘というよりもドウェイン・ジョンソンことゴリラ人間とガチ巨大ゴリラの友情物語だと思っているので。

ただなんかハッピーエンドみたいに終わっていたが、普通に考えて巨大ゴリラのジョージがその辺で幸せに暮らしていけるはずないよね。まぁこの予定調和感もこの映画の魅力なのかも。
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