きみちゃん

坂道のアポロンのきみちゃんのレビュー・感想・評価

坂道のアポロン(2017年製作の映画)
4.0
フリーパス5本目

横須賀から長崎・佐世保に転校してきた真面目な高校生、西見薫(知念侑李)と不良の川渕千太郎(中川大志)との運命的な出会い。

二人はJAZZを通じて友情を深める。

千太郎の幼なじみの迎律子(小松菜奈)と3人で過ごした忘れられない日々。

時代設定が1966年。冒頭のセピアカラーの映像で、世界観に引き込まれる。

薫と千太郎の出会い。学校の屋上で雨の中不良とケンカをする千太郎。キラキラしていて眩しすぎる。

クラシックピアノしか弾いてこなかった薫が千太郎のドラムを聴きJAZZに目覚める。

この二人のセッションが素晴らしい!吹替えなしとは信じられない。曲も「Moanin’ 」「My Favorite Things」という名曲が聴けるだけで幸せな気分に。

ディーン・フジオカの「But Not For Me」も甘い囁くような歌声が本家のチェット・ベイカーと雰囲気が似ていた。

ラストが少し駆け足だったのが残念だったが、全編を通じてJAZZへの愛に溢れた爽やかな物語だった。

長崎の街並み、教会も素敵!

気になってた原作も読んでみたい。

久しぶりにピアノも弾いてみようかな。