keecoliquorice

劇場版シネマ狂想曲 名古屋映画館革命のkeecoliquoriceのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

シネマスコーレ副支配人、坪井さんに密着したドキュメンタリー。2016〜2018年にかけて、なのかな?

坪井さんのトークは過去に一度、池袋シネマロサ で聞いたとき、めちゃくちゃ面白くて、いつか行きたいなぁと思っていたシネマスコーレ。

コロナがいったんおさまった頃かな?名古屋方面に行く機会があり初めて訪ねた。
席数51というミニシアター、なんか音響がとても良くて、特に、音が印象的でもありそれまで何度か東京でも違う映画館で観てた作品でしたが、周り中から包まれるような、そして迫力があり、鑑賞感覚がとても新鮮でした。

とても好きになりました、シネマスコーレさん。

てことで、小学生のときの映画体験の衝撃が、ずっと坪井さんの人生を動かしてるのが肌身に感じられ、映画のあれこれをとめどなく話し続ける坪井さんのエネルギー溢れかえるこのドキュメンタリー、ほんとずっとワクワクと楽しく観た。

先日、WOWOWのキン肉マンドキュメントで、棚じゃなくてもうVHS自体を積み重ねて城壁、迷路みたいになってる部屋を見たばかりだったのもあり。

面白い!と思う監督、作品を、お客さんたちととことん楽しみつくす、ハイな坪井さんを堪能したあと、

併映されたのが、坪井さんを追い続けてきた樋口監督が、このコロナ禍でのシネマスコーレをも、ダークサイドに落ちたかのような坪井さんとともに記録していく。いっときは本当に、もうダメだ、やめる、と本気で思っていたらしいです。支配人、木全さんが、どこか楽観的にも見えたのが対照的だったが、

上映後トークでの坪井さんによると、無理に決まってる、と思う最悪な状況でも「なんとかなる」と仰っていたらしい。

でも、試写で99.9%寝てたくせに、「この作品は当たる!2週間でいこう」とか言って、ええ!?見てなかったやん、と思っても実際ヒットしちゃったりするので、支配人の感性はあなどれないのだ、と(笑)。

樋口監督によると、まだまだシネマスコーレと坪井さんを撮った素材はたくさんあり、これからも撮るようなので、続編を期待します。

あーまた名古屋行きたいなー。
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