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検察側の罪人のazuのレビュー・感想・評価

検察側の罪人(2018年製作の映画)
3.3
良くも悪くも原田監督作品って感じです。どの作品でもセリフが2割ほど聞き取れないし、冒頭のクレジットの出方が毎回同じ。今作はカメラワークが独特で少し多用しすぎのように思えました。
原作未読なためストーリーについていけない所があり。急に暗転して進んでいくので、えっ今のどうなったの?と思うことが多く…。編集も独特なのかもしれません😂
ラストがとにかくモヤモヤするので評価低めです。モヤモヤでもじわっと余韻が残るとか、どこかにカタルシスがあれば良かったのですが…私が一番好まない、邦画によくありがちな視聴者に丸投げのラストシーンでした。。

ニノはやはり演技力ありますね。ある取り調べのシーンに圧倒されました。キムタクさんは演技はいつも通りです。(セリフ回しってそう簡単に変えられませんね)キャラとしては新たな一面なのではないでしょうか。
失礼ながら酒向芳さん、この作品で初めて認識したのですが、気持ち悪い松倉の役にハマってらしてすごいなと思いました笑

ストーリー的にも演出的にも、えっ?と思うところの多い作品でしたが、ニノとキムタクの共演はいい相乗効果が出ていたのではないかなと思います。

★他の方のレビューを拝見して追記
原作は前半しか使っておらず後半は監督のオリジナルだそうですね…。ラストも改変しているとのこと。モヤモヤの原因はそこかもしれません(^^;
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