開幕早々「俺は本当にアンブレイカブルの続きを観ているんだ…！」という興奮で満たされた。
劇中で多用されるタイトルを象徴する様な「鏡に映った」ショットが美しい。
最近のシャマラン作品は低予算を感じさせない凝ったアングルやキメ画が印象に残る撮影の数々が素晴らしい。
マカヴォイとウィリスが向かい合う完璧なショット。僕がヒーロー映画に望んでいるのは、ああいう画です。
物語は完全に「アンブレイカブル」ファン向けで一見さん御断りだが、前2作で示された要素、テーマに対して改めて解を示す完結作として理想的な作品になっていた。
「スプリット」で既に示されていた3人の運命を結びつけた「イーストレイル177号」をキチンと映像で見せてくれたので僕から言うことは何もありません。
終盤の展開、そして自分の存在意義を遂に実感した彼の台詞を聞くと、この映画にはこのタイトルしかないな、と感動を覚えた。
