苦手なソー・ハルク・ストレンジ。意味不明の邦題、予告を観て全然興味が沸かなかったんだけど、ラジオでの町山さん情報を耳に入れて行く気になりました。
ヒーローの能力喪失と存在意義、そして凶悪ボス。自分がヒーローモノに求める要素が全て入っていてすごい楽しめた。
正直前二作までの暗めの映像があまり好きじゃなかったので、今作のような明るい映像は観ていて楽しい。
スーパーヒーローが武器を失った途端あっさり飼いならされる姿に感情移入がしやすいし、神同士の戦いじゃなくアスガルドの民を救うという王道ストーリーにヒーローものの醍醐味があった。
クライマックスで「移民の歌」のかかるタイミングの完璧さ、そこからの展開に鳥肌、何故か涙ぐんでる自分がいました。ＧＯＧみたく色んな曲をミックスするんじゃなくて、テーマにあった「移民の歌」に拘ったからこその鳥肌かもしれません。
クライマックスにド名曲のかかる映画キライじゃないんですよねえ。
