スガシュウヘイ

マイティ・ソー バトルロイヤルのスガシュウヘイのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

“いいか 国とは人なのだ!”
(ネフェルタリ・コブラ 『ONE PIECE』より)

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ゼロから始まったMCU全作制覇の旅も終盤だ。第17作の本作は、今までの「マイティ・ソー」シリーズの中で一番好きだった。

今回のソーは、すごく一生懸命だ。斧を壊され、縛られたり殴られたり、首に変な器械付けられてビリビリされたりしても、めげずに頑張っている。
そしていろんな人に助けを求める。プライドもへったくれもない。すべてはアスガルドのため。
この健気な姿に、本気で国を想う男の姿を見た。


最初に見たソーは、自信家で自己中心的で、後先考えない猪突猛進タイプの人間だった。正直あんまり好きになれないヒーローだった。あの頃に比べて、だいぶ変わったなぁ。でも私は、今のソーの方が断然好きだ!
見直した!
ついでに短髪も似合ってるぞ!


「アスガルドとは場所ではない。民だ。」
やんちゃ男だったソーが、辿り着いた、この答えが感慨深い。
この答えに、ONE PIECE屈指の賢人ネフェルタリ・コブラの冒頭の名言を思い出した。

人がいれば、そこからすべては再生できる。組織とは、社会とは、国とは、世界とは、何より大切なのは人なんだ。

そして人を大事にしない場所はいずれ潰れるのだ!


公開:2017年
監督:タイカ・ワイティティ
出演:クリス・ヘムズワース、トム・ヒドルストン