胸糞レベルで言えばだいぶんと悪い作品なんだけど、キャラクターからキャラクターへ、エピソードからエピソードへ、横向きにピョンピョン飛んでくような展開の仕方は面白い。テンションハイになった一晩の出来事を見せられるような感じ。
たぶん、監督として一番表現したかったのは上映時間ずっと「落ち着かない」感じなのかな、と思った。ロバート・パティンソン演じるコニーは、まさに存在自体が落ち着きのないキャラクターで、途中で何のためにこの騒ぎをしてるのか分からなくなるほど。
2時間観て、最後ニックが落ち着いた時間を取り戻せたのが観客にとっての心の救済なのかなー。