コーディー

おじいちゃん、死んじゃったって。のコーディーのレビュー・感想・評価

3.8
祖父の訃報により久々に親戚が一同に会するも各々家族、何かと問題抱えてたりと故人を悼む心持ちもそれぞれ。喪に服す慎ましさなんて何処へやらな罵り合いもあり〜のそれでも家族、煩わしくとも切れない縁を一際感じるひととき。なんかわからんけどめちゃ泣いたw

自分で手一杯やったり引きこもりや思春期、家族と関わりたくない時期の強制的な集まり普段やり過ごす結びつきと向き合わされる。
自分も婆ちゃんの事あんなに好きやったのに亡くなる前の数年、ほとんど会いにも行かずに葬式で顔見てガン泣きした記憶、回顧が一気に押し寄せる感覚がこの映画にはあった。

幾つか出演映画は観てるけど岸井ゆきのをこんなにガッツリ拝むのは初めてかな。〝愛がなんだ〟に備えて鑑賞したけどとても良い!好き!
爺ちゃん死んだ時にセックスしてた後ろめたさに苛まれるという〝永い言い訳〟のモックンみたいな役やけどw煙草プカプカさえも瑞々しく多感な心を繊細に演じてました。まあ別にセックスしててもええやろ〜辛気臭え〜な〜とは思ったけどねw

あと光石研の薄情さは最高でしたw