ミーハー女子大生

バーフバリ 王の凱旋のミーハー女子大生のレビュー・感想・評価

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)
2.1
アクションシーンは スローモーションの使い方が手慣れていて、 インパクトのある映像が楽しめました。

見る前に懸念していたインド映画特有のダンスシーンや歌のシーンはそれほど多くなかったので、 強制的に踊り鑑賞させられる「しんどさ」はありませんでした。
効果音、音楽の演出が、 いかにも驚いた感じのメロディ、よくある怒ったときのメロディ 、わかりやすいコミカルなメロディ、といった親切すぎる曲を各シーンに当ててくるのでコントみたいな印象が強く、もうちょっと 説明臭くない選曲にしてほしいなと思いました。

王族の親族痴話喧嘩のパートは退屈で少し眠くなりました。
意図的に馬鹿っぽく作劇しているとは思いますが、 馬鹿っぽい王族たちの感情のやり取りが原因での兵士(国民)をまきこんだハードな残虐描写を展開していて、人口の多い国の感性かなと異文化を感じました。
また、 バーフバリを連呼している国民の集団アホ表現を始めとした庶民雑魚扱いの世界観は (とってつけたような子供たちとのふれあいシーンはあったけど) インドの階級文化を感じてしまい、 王族の揉め事にそれほど感情移入はできませんでした。

劇場の大きなスクリーンと大音響で見る方が楽しい作品ですが、 テレビモニタ前でお酒飲みながらあまり真面目な態度で見ずに複数名でつっこみながら見る方が楽しい映画かもと思いました。

ストーリー 3
演出 2 ザCG
音楽 3
印象 2
独創性 2
関心度 1 前半までは耐えたが後半がダメ
総合 2.1

136/2022