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バーフバリ 王の凱旋のnnmのネタバレレビュー・内容・結末

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます


レイトショーでバーフバリ。前作予習なしでいきました。
結論から言うとサイコーーーだった…………インド映画自体も見たのは初めてだったからかもしれないけど、すごい新感覚を味わったな…とにかく全体的に規模がでかい。音楽は基本大合唱だしSEもいちいちでかいし民衆めちゃくちゃ多いし象もでかいしシヴァガミ様の目もでかい。そしてバーフバリがつよすぎる。秒で象を手なずけられるし猛スピードで駆けてる牛の大群の中に落ちてもピンピンしてるしだいたいなんでも持てるし手から魔法みたいなの出して船飛ばせるし火ついても燃えないし瞬間移動もできるし橋にもなれる。でもつよいだけじゃなくて、母に対しての愛と信頼が絶大だし惚れた女は絶対ゲットするし誓いは絶対破らない誠実さがあるし喋ることが全部カッコイイ。「民を守るのは王族だうんたらかんたら」「小心者も勇者になれるうんたらかんたら」このあたり超超超カッコイイ~~この王称えなきゃ…でもバーフバリだけじゃなくて、キャラクターそれぞれが味があるのがすごいんだよな。バラーラデーヴァとか最終的なイメージは狡賢い悪役みたいになってしまうけど、バーフバリと王位を争うまではちゃんとした統治を行ってたみたいだし(前作の知識っぽいのでよく知らない)シヴァガミが言ってたようにバーフバリに王位を譲る寛大さがあったのも事実だろうし…一緒に育った従兄弟?のバーフバリが圧倒的な民からの支持を受けてるのを横で見てるのはかなり悔しかったと思うし、それでバーフバリを殺すって手段をとったのは仕方ないじゃ済まないけど、そうやってずっと生きてきたんかなって思うと彼もかわいそうな人なんだろうな…カッタッパもめちゃくちゃすきだな~この人がバーフバリを手にかけたっていうのがなんとも…自分の身が危ういときに真っ先に飛んできてくれるバーフバリを騙すかたちで殺しちゃうっていう…彼も結局は奴隷なのであってシヴァガミの命令は絶対なんだよな…でも直後に自分もシヴァガミも騙されてたって気づいてそこで主人であるシヴァガミを責めるっていう…彼の心中は計り知れないな…この人が悪いとは思わないけど騙されてたとしても実際に自分が殺したっていう意識を今後もずっと背負わなきゃいけないって考えるとつらいな…。
個人的にすごい好きなキャラクターはクマラ!弱い自分を綺麗な召し物で繕って隠してたような奴が窮地に立たされたときバーフバリの言葉によって勇者へと変わったっていうね~…彼を変えたきっかけは確かにバーフバリだけど普通の人はそうはいってもいきなり戦おうと覚悟を決めることはなかなかできないだろうし、あの奇襲のときに弱い自分を振り切って戦おうとした勇気はクマラの持って生まれたものだったんじゃないかなっておもうと、クマラもすごい人ですよね。バラーラデーヴァたちに騙されて殺されるときも、バーフバリから教わった正義、とかに忠実なままで最期を迎えたんですよ彼は…カッコイイ男だなあ。あとバーフバリと仲良くなってるのほほえましくて好きです。
それと女性陣がつよすぎて圧倒されるわ~!シヴァガミもデーヴァセーナも芯がしっかりあって自分の主張をガンガン押すのね…やっぱり女は強いですね。
キャラクターがみんな魅力的だしストーリーも結構複雑で重厚なのがバーフバリ王の凱旋の面白いところだな。絵面の面白さだけじゃないのがすごい!前半2時間がめちゃくそ長いプロローグだったのまじで笑ったけど見てよかったって絶対思う映画だな。観劇後、日付が変わったころなのにめちゃくちゃハイテンションの状態で帰宅しました。とにかく元気になれる!全人類バーフバリ王の凱旋見て!
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