女は二度決断するのkouseiのレビュー・感想・評価

最愛の夫と子供を失ったカティヤ
絶望の感情と度重なる裁判を経て、彼女はある決断をする…

物語は終始淡々と進む。
これといった大きな展開は無いけど、それが逆にリアルに感じる良い淡白さを感じます。

侍タトゥーに赤い蛇を絡ませたり、様々な場面で血を映し出したり、カティヤの心情や感情を言葉だけでなく、シーンで表していたのが良かった。

一度目の爆弾を仕掛けた後に取り止めて、そこから最後の決断に移るのだが、その間があまり描かれていないのが巧い。

降りかかる理不尽の連鎖。
これがリアルな"復讐劇"