突然、愛する息子と夫をネオナチの無差別爆破テロで失った主人公のカティアの深い喪失感をダイアン・クルーガーが見事に演じている。
主人公は、一度手首を切って死ぬこと選択するが警察からの犯人逮捕の電話により生きることを決める。
しかしながらその裁判結果が信じ難い。。
世界一の有罪率を誇る、日本の刑事事件における裁判有罪率(起訴された際に裁判で有罪になる確率)を考えるとまず考えられない結果。
それからラストに至る決断を下すところとかを、セリフではなく映像と演技で表現している。
静けさの中に感じる絶望感が本当に胸に刺さる。
【ネタバレ】
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ラストの主人公が自爆して無罪放免になった二人を道連れにして死ぬシーンはなかなか衝撃的で、気持ちの持っていきようがない。。
鑑賞後、弁護士も最後まで戦うと言ってくれたし、上告して戦えなかったのかとやりきれない気持ち、重苦しい気持ちはかなりなもの。。
あと、やっぱりどんな理由があろうと薬物使っちゃダメ。
薬物使わなきゃ違う裁判結果になっていたかもしれない。。