2000年代にドイツで実際に起こっていた連続殺人事件を元に構想が練られた作品だそうな。エンタメ感もまぜこまれていたけど、私にはドキュメンタリー色のほうが濃く思えた。主人公カティヤはごく普通にそこらへんにいそうな女性で、事件後はずっと彼女と一緒に時間をすごし、共にあれこれ考えさせられながら、彼女の気持ちの変化を感じられるかのようだった。だから、カティヤならばそうするよねえと自然に納得できたラスト。
法廷シーンつらいなあ。弁護士大嫌いになれる。斑目法律事務所呼んできてよ。
ダイアン・クルーガーの年の重ね方が良い。あんまり役に恵まれてきてなさげに見えてたんだけど、今作のカンヌ評価で、綺麗な白人マダム女優枠で埋もれることなく、長く活躍し続けてくれそう♪
申し訳ないくらいこの邦題のことを好きになれない。悪い方にミスリードされた気分。まあ懲りずにうっかりまたもや原題と英題を確認し忘れた私がわるい。