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ヴェノムのTSのレビュー・感想・評価

ヴェノム(2018年製作の映画)
3.8
【人と共生する異形の存在】80点
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監督:ルーベン・フライシャー
製作国:アメリカ
ジャンル:アクション
収録時間:112分
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2018年劇場鑑賞94本目。
ソニーが手がける最初のユニバース作品。あまり期待していませんでしたがシンプルに面白かったです。悪い点もありましたが基本的にサクサクと話は進んでいったので見やすかったです。

記者のエディ・ブロックはある日会社をクビになり、同時に恋人も失い人生のどん底に到達してしまう。就職先を探していたエディにライフ財団の博士が近づくのだが。。

これこそダークヒーロー。ヒーローではないのでしょうが、偶然にも悪を蹴散らしているためヒーローの類といっても良さそうです。シンビオートという地球外生命体がエディの体に寄生し、うまいこと適合するのです。本人は戦いを拒否しますが、自身が危機に瀕した時に寄生しているシンビオートが現れ暴れまくります。このギャップが見ていて爽快。そして半端なく強い。シンビオートが露わになっているシーンはCG感がすごいので白けそうですが、アクションシーンはかなりダイナミックなのであまり気になりません。そしてこのヴェノムというシンビオートはかなりユニークなキャラをしており、エディとしばしば漫才劇みたいなものを繰り広げています。遊戯王のバクラみたいだ。

人を喰らうのでグロい設定ですが、喰らう直接的なシーンはあまりありません。しかし、ホラー要素を考慮するならば描いても良かったのではと思えてしまいます。クスッと笑えるシーンは良いのですが、エイリアンやプレデターのように、地球外生命体の恐ろしさを示しても良かったのではと少し思いました。しかしこれはこれで面白かったのでok。続編も作る気満々でしょうし、むしろ続編をかなり見たくなりました。

ところで今作はソニーが手がけたからか、エンドロールが死ぬほど長いです。もうビビるくらい長い。上映時間は112分ですが多分本編は95分くらいです。そのあとの映像もなあ。。需要が果たしてあるのかどうかは微妙なところ。本編とあまり関係ないところでマイナスのイメージを持った作品は珍しい。以上、思っていたより遥かに面白かったですが、傑作と太鼓判を押す程まではいかない。そんな作品でありました。
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