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ジュピターズ・ムーンのbutasuのレビュー・感想・評価

ジュピターズ・ムーン(2017年製作の映画)
2.0
宇宙を舞台にしたSFなのかと思ったが、全くそんなことはなかった。ちょっとしたタイトル詐欺。

突然浮遊能力を手に入れた難民の青年と、彼を利用して金儲けをしようとした男の話。ストーリーは本当にそれ以上ほぼ無く、結局よくわからない退屈な映画だった。主人公の男は自分の医療ミスを全然反省せずに青年を利用して金を稼ぐことしか頭に無いクズで、まるで感情移入出来ない。最後、急に改心した風の空気を出されても無理。青年側もキャラクターが全く描かれないからこちらも感情移入できない。追う刑事もしかり。映像は色々と工夫が見られたが、長いワンカットの多用などあまり効果的ではなく退屈なだけだった。部屋をぐるぐる回して撮影したと思われる浮遊シーンは面白かった。
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