おっとっと

ウェスタンのおっとっとのレビュー・感想・評価

ウェスタン(2017年製作の映画)
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あっひゃ〜。こっちの知人に勧められて手に取ったが、今の自分にはめちゃくちゃ響く映画だな。

ブルガリアンもジャーマンも特に違いなく英字幕が出てしまったので、主人公の異邦人感は、話の流れでやっと掴めましたが、

まさしく、単身1人、異国で異国語話者と“食ってくために”仕事をしている私は、主人公に向けられる

“単身異国にいる意味は”
“言語が通じないことは大それたことなのか、取るに足らないことなのか”
“(単身異国で生きなければ行けない)仕事とはそもそも何だ?”

という突き詰めれば、人生の疑問に打ち当たる根源的な問いを終始ぶら下げられた気がする。

いや、終始ではなく、当初は「自然映画か、どれどれレイガダス並かお手並み拝見」と思って見てましたが、新たなドイツ人が現れてから話が曲がってきた。

しかし、兄が死んでいるとか兵役経験があるだとか、中々に過去を背負った主人公には、“言語”なんて大したことじゃないように見えた。揺るがない何かがある様にも思えたけれど、寂しさや弱さは抱えているものの、そう他人には見えるように、見せる事ができる強さがあるのかもしれないとも。
私はこれからどうしよう。
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