Miri

女王陛下のお気に入りのMiriのレビュー・感想・評価

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)
3.5
ずっと見よう見ようと思ってやっと見れた。
まず第一声にこれはなんだ!?となってしまう。
魚眼レンズだったりセリフの間だったり富裕層のよくわからない娯楽だったりなんだかよくわからない、不思議、癖が強いと思いながら見ていた。
サラとアビゲイルのどちらがアン王女のお気に入りになれるかという争いははじめこそよかったもののどんどん醜くなっていく。
またアビゲイルに対してはじめこそ同情していたが、どんどん彼女の本性が明らかになるに連れドン引き。特にうさぎを踏みつけるシーンは…
これが最後のシーンにつながるなんて…

調べてみると、アン王女が逝去した後、アビゲイルは失脚。逆にサラは英国に戻って貴族として王族と良好な関係を築き、スペンサー・チャーチル家として存続。ウィンストン・チャーチルとダイアナ妃を輩出。
結局人間そういうことなんだな。誰かに気に入られようと誰かの上に立とうと執着するのは結局自分自身のエゴに過ぎない。本当の愛や尊敬しか通用しない。
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