このレビューはネタバレを含みます
孤独なメンヘラ陛下には、愛と支配の絶妙な使いわけ
腹黒あざと侍女には、おだてて燃料を注ぎ蹴落とさせる
陛下の前でアビゲイルが咳払いしアピールをした時から
潜在的にある女の嫌なレーダーが働いていた気もする
銃を教えている時にサラがアビゲイルに、ぽろっと言う
立派な刺客にしてあげる(殺し屋の素質がある)
はもはやそういう意味だったのか
サラはアビゲイルが目にしたら
燃やしたくなるであろう陛下宛の手紙を書き上げる
弾が入ってないと思って思い違いして撃つと大変と
サラはアビゲイルに忠告していたけれど
サラがまだ戻ろうとしていると勘違いして
手紙を燃やしたアビゲイル、ゆえに手紙が届かないと
痺れを切らした陛下がサラを追放
をあのシーンは指していたのかなと思いました。
アビゲイルのあの涙は
陛下とサラのように圧倒的な関係にはなれず
サラのように支配的に陛下の上に立つこともできず
貴族に返り咲いても常に陛下だけには
慕い慰め忠実でいなければいけない、むしろ縛り付けられ
お気に入りでい続けるためにはと考える日々
と薄々気づいてはいたけれど、、虚しくて流れた涙かな
そしてラストの虚無感
2人の心理を巧みに操る、、
サラは気を張っていた宮殿を離れ一息つき
夫と2人、イングランドを出たくなったのか
人物の表情などワンシーンごとに色んな解釈
考察ができる作品だった、、
かなり面白かった!