ポール

女王陛下のお気に入りのポールのネタバレレビュー・内容・結末

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

孤独なメンヘラ陛下には、愛と支配の絶妙な使いわけ
腹黒あざと侍女には、おだてて燃料を注ぎ蹴落とさせる

陛下の前でアビゲイルが咳払いしアピールをした時から
潜在的にある女の嫌なレーダーが働いていた気もする


銃を教えている時にサラがアビゲイルに、ぽろっと言う
立派な刺客にしてあげる(殺し屋の素質がある)
はもはやそういう意味だったのか

サラはアビゲイルが目にしたら
燃やしたくなるであろう陛下宛の手紙を書き上げる

弾が入ってないと思って思い違いして撃つと大変と
サラはアビゲイルに忠告していたけれど

サラがまだ戻ろうとしていると勘違いして
手紙を燃やしたアビゲイル、ゆえに手紙が届かないと
痺れを切らした陛下がサラを追放
をあのシーンは指していたのかなと思いました。


アビゲイルのあの涙は
陛下とサラのように圧倒的な関係にはなれず
サラのように支配的に陛下の上に立つこともできず
貴族に返り咲いても常に陛下だけには
慕い慰め忠実でいなければいけない、むしろ縛り付けられ
お気に入りでい続けるためにはと考える日々

と薄々気づいてはいたけれど、、虚しくて流れた涙かな

そしてラストの虚無感

2人の心理を巧みに操る、、
サラは気を張っていた宮殿を離れ一息つき
夫と2人、イングランドを出たくなったのか

人物の表情などワンシーンごとに色んな解釈
考察ができる作品だった、、
かなり面白かった!
ポール

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