このレビューはネタバレを含みます
哀れなるものたちが良かったのでこちらも鑑賞。
アビゲイルの成り上がり物語かと思って観ていたけど、これはアン女王の物語だった。オリヴィア・コールマンの熱演がすばらしい!
17人の子供を失ったことで孤独と悲しみを抱えるアン女王。
サラは結果的にはアン女王を愛していたかもしれないけど、結構きついことも言うし支配的な感じ。サラの愛情表現はアン女王の求めてるものじゃなかったんだね。
愚かだとわかっていても、ほしい言葉をくれるアビゲイルの見せかけだけの優しさに縋りたくなってしまうアン女王の気持ちがわかってしまうだけに切なかった。
コメディ要素もかなりあって、普通に声出して笑ってしまった。哀れなるものたちよりわかりやすい。
ヨルゴス・ランティモス作品好きかもしれない。