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女王陛下のお気に入りのmaruchanのレビュー・感想・評価

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)
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🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿

「映画、観たーーー」って感じ。

舞台は、18世紀初頭のイングランド王室。フランスと戦争状態で国全体が不安定な時代。
その時代の女王、女王の幼馴染の側近、貴族へ返り咲く召使い、3人の女たちにフューチャーしたお話です。

観終わった後、すぐ実話なのかを調べました。
とても親切にわかりやすくまとめてくださってる方がおり、概ね実話とのこと。

メインお三方の演技はめをみはるものがある。
それと、建物の内装が美しくて見惚れたな、ヘアメイクもハイクオリティ。


病弱でヒステリー。心根は優しいけれど、とても危ういアン女王がなんともいえなくて。

途中から誰を応援したらよいのかわからなくなった。そもそも誰かを応援するような話じゃないけれど、誰よりの目線で観るかで同じ作品でも観え方変わると思うのです。
時代はもちろん境遇など、共感要素はないのに、どこか人ごととは思えず感情移入していた。

誰もわかりやすくは報われないというか、はっきりしない、けれど考え抜かれたラストがよい。

性的なこと、男女のことは割とコミカルに描かれている部分もあり、ほんのすこーし笑える。


一番つよく思ったのは、エンドロールがかっこよ!!!ということ。
流れず切り替わる構成と、たくさんのフォントの使いこなしが非常にかっこよかった。


日比谷ヒルズではじめて観たのだけど、スクリーンの大きさやラグジュアリー感がとんでもないね。アットホームな映画館が好きだけど、たまにはこうゆう豪華なところで観るのもよいな、と思いました。
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