だるまる

女王陛下のお気に入りのだるまるのレビュー・感想・評価

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)
3.1
フランスと戦争下にあるイングランドの、女王とその寵を得んとする女達の話。
映像、衣装、女優、俳優の質が高かった。
この映画を観ての感想を一言にまとめると、ゴージャス賞。
暗闇と明かり、映像の濃淡がとにかく印象的で綺麗だった。
この時代の女達は政治にもあまり関わらず、成り上がろうと思ったら誰かの寵を得たりするしかなかったのかもしれない。没落した家の娘アビゲイルが慈悲深い美しい顔をして、したたかに欲しいものを得ていく様はなかなか。
なんでこんなに孤独なの?ってくらい女王が孤独だった。サラにせよアビゲイルにせよ、自分の欲にまず忠実。歯にきぬ着せず接し相手を支配下に置こうとするサラと柔らかく包み込み肯定してくれるようにみえるアビゲイル。この2人の関わりにもまれたり共に過ごすことで、女王が女王らしくなってってよかった。
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