わかうみたろう

ザ・スクエア 思いやりの聖域のわかうみたろうのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

こんなに登場人物に共感できない、いや、したくない映画は観たことない

他者への意識が薄く利己的な人ばかりがでてくるのは観ていてイライラした

けど、映画としてここまで徹底的に現代を風刺してくれてありがとう(笑)
こんなに今の時代の嫌なとこを描いてくれる作品にであえてよかった(笑)


自分も登場人物達のもつ一面がふと表れることはあるけど、自分のスクエアは出来る限り範囲広くしたいものですね


少しの救いは、権力者でありインテリでもある主人公が利己的ではあるけどそれに悩む機会が与えられたことと主人公の子供たちですね

チアダンスのシーンは希望を見せられた気がする

チアの子供たちは自分たちでルールをつくって協調しているからこそ、あの舞台というスクエアの中では自由で平等なのだし、自分の失敗を重大なこととして捉えられる
ルールだけじゃ危ないときはスクエアの外から他の人がスクエアの中に入って彼女らを支える

現代社会に居きる人はこのチアダンスから学べることは多いように思う

ps 広告って難しいですよね、広告によってどれだけ表現物の想像の自由が縛られ、どれだけ表現物の表現の自由が束縛されてるか、、、、、

よく表現の自由、表現の自由っていうけど、何を表現したいか、それは表現される人々の自由を考えてるのか、表現の場はどこかってのが大事な気も
表現の自由がエクスキューズになってるのは可笑しい
表現者に枷を掛けるのはいやだが、表現の自由をいうのは本当にどうしようもない裁判だったりの最終段階になってからだとおもうのだがね
伝えたいことが無い表現物を表現の自由で庇うことは可笑しいですよね