フェミ研ゼミ

ミスター・ロンリーのフェミ研ゼミのレビュー・感想・評価

ミスター・ロンリー(2007年製作の映画)
4.0
脳内ニューヨークをみたときとほぼ同じところが刺激されたが結末でひっくり返った。
自分ではない誰かになることで自分参加型人生を拒んできたもの同士が集まったら誰かになりきらなくてもよくなった。
じゃない。本物の中に自分は偽物であると意識して生活していたから安心できた。
偽物だけの集まりの中で偽物であるには自分自身に戻らなければならない。
自分自身としていきていく。結末で本作は自分を取り戻したよね。
すごくリアルで監督の実生活の表れかとおもう。彼も一人の人間。ただの人間。映画を撮らなきゃただの一人の何も生産しないひとは、時間を金に変換するしか出来ない。ただの、普通の男を体験したのちの映画だからこそ、この結末だったのだとおもう。
今思えばいろいろ整理できた。こんなことだったんだろうなとうろ覚えの記憶で書いている。
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