おなべ

素敵なダイナマイトスキャンダルのおなべのレビュー・感想・評価

3.5
昭和後期のサブカル時代にて愛と情欲に塗れた雑誌編集者を描いたR指定必至の人間奇劇。この時代を生きた人にはノスタルジアに酔いしれる作品かと思います。芸術とエロスが融合した精神論は正直ピンと来なかったけど、男に共通した何かは感じとれた気がする…。《柄本佑》は役にドンピシャの掴み所のない抜け感と小慣れ感。乱れっぷりも見事。物語が進むに連れてどんどん格好良くなって、最初のイメージに比べて最後は長髪が似合う男に様変わりしてました。監督は『南瓜とマヨネーズ』の《冨永昌敬》監督。現代っ子で純粋無垢な私からしてみれば少々難解な世界観だったかなぁ…。雰囲気?

そして眼鏡が曇ってたのは何故だろう…。
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