いかえもん

ダンシング・ハバナのいかえもんのレビュー・感想・評価

ダンシング・ハバナ(2004年製作の映画)
4.0
私のお気に入り80年代ダンス映画「ダーティダンシング」の続編として製作された映画。ただし、お話は前作の続きというわけではなく、まったく別の場所で、別の女の子が、やはりダンスと恋を通して大人になっていくというお話。

大分前にレンタルして、続編のわりになかなか良かったなぁと思ってて、ふとまた観たいなぁと思ったら、ディスカスにはあるけど近所にはないし販売もどうやら終了している模様。これは近い将来、世の中からなくなってしまう可能性が高いなと思って、ネットでレンタル落ちのDVDを買ってしまいました。

今回の舞台は1958年のキューバ。父親の仕事の関係でアメリカからやってきた真面目でお固いケイティ。ホテルの給仕係として家族のために働くハビエルと出会い、キューバの情熱的なダンスの虜になり、ハビエルといっしょにダンス大会に出場する。優勝すれば5000ドル。そのお金があれば、ハビエルは家族を連れてアメリカに渡ることができるのだった。

以前見た時はディエゴ・ルナってかわいいなぁ~と思ってたんですけど、「ターミナル」にちょっと出てただけだったんですよね。今回、filmarksで検索してびっくり!「ローグワン」に出てるじゃないですか!そっか、そう言われれば、確かに!でもこの頃の方が最高にかわいい気がする。

ストーリーは王道ですが、舞台が今まさに革命が起こらんとしてるキューバっていうのが、なかなかよいです。
ダンスも「ダーティダンシング」よりもさらに情熱的にセクシーに。
ヒロインのロモーラ・ガライはがっちり系ナイスバディで、ディエゴの方が細くて少年のようです。でも、そこがまたよくって、下心のない、はにかんだ笑顔とか爽やかながら南米の熱い雰囲気が漂ってて、かわいいくせにセクシーなんですよねぇ。ずるいわぁ~。彼女のドレスの肩紐掛けるとことか、なんかちょいちょいドキドキさせてくれます。

ダーティダンシングの続編としてもちゃんとファンの心を押さえてあって、パトリック・スウェイジがダンスの先生として登場するんですよ。しかも、ダーティダンシングで使われた曲を使ってのダンスも披露してくれるし、ケイティをパートナーに踊るシーンでは、ハビエルと息の合ったダンスをするためのめちゃくちゃ的確なアドバイスもして下さります。このシーンはさすがのパトリック・スウェイジで、画面の引き締まり具合が違う!よかったです~。

ダーティダンシングのときは、ちょっと年上の大人の男性との恋でしたが、こちらは同世代の男の子との恋なので、若い人はこっちの方が見やすいかもなぁと思います。ディエゴが素敵だしねぇ。

DVDに特典映像として入ってた未公開シーンで、浜辺でのシーンはとても良かったと思うんだけど、なんで省かれたのかなぁ。ちょと残念。