吉田コウヘイ

アルテミス、移り気なこころの吉田コウヘイのレビュー・感想・評価

5.0
「すごく近いところと、すごく遠いところがピュ!って繋がっちゃうような。そんな曲を書きたい」。小沢健二の言葉を、ユベール・ヴィエル「アルテミス、移り気なこころ」の、宝石のように眩ゆい59分間の光を浴びながら思い出していた。

永遠と一瞬。古代と今日。神話と映画。世界があること、自分が世界にいることの喜び。

「彼女は昨夜の不思議な体験をどう伝えようか考えていたが、やがて気づいた。生命の誕生こそが不思議なのだ、と」