自分の欲求不満解消のために「ロッキー4」を観て、レビューしたけれど、
時期的には確かに微妙な作品でしたね💦
なので、再び「ウクライナ戦争」を考える硬派なコメントをしたいと思います。「まじめちゃん😅)
チョイスしたのが5年前に作られた衝撃のドキュメンタリー!
この映画を観てから、ちょこっと「シリア内戦」について調べてみた。(スマホでだけど、、)
この映画は、ラッカの市民ジャーナリスト集団RBSSの命懸けの活動の記録である。
シリア内戦とは、「アラブの春」に端を発したシリアでの40年も独裁政治を続けたアサド政権とその打倒を目指す反政権勢力との対立がスタートだ。
本作でも、高校の先生や学生さんら、普通の市民活動の始まりも記録されている。
シリア内戦の激化、長期化には、大国が双方を軍事的に支援したこともあるようだ。
その対立の中、それに乗じてラッカを制圧したのが、イスラム国と名乗ったISである。
ISに支配されたラッカは、自由と生命を奪われ、さらに悲惨な状況に陥る。
報道は規制され、反対勢力は弾圧を受ける。
劇中にも、悲惨な処刑シーンも写り、
RB SSのメンバーも命を狙われる。
彼らは、国外に脱出して、そこから
ISに支配されたラッカの悲惨な現実を
世界中に発信していく。
メンバーは、この活動について、このように語っている。
「我々は武器でなく、メディアで闘っているのだ。」
「ISは、思想なので、武力では制圧できない。世界中の人々に、どんなに酷いことが行われているかを知ってもらうしかない。」と。
この記録は、今、まさにロシアで起きていることと同じだろう。
ロシア国内でも情報は遮断され、国内から真実を伝えることは、極めて困難になっている。
でも、そこには、命懸けのジャーナリストが残り、あるいは国外から「メディアの闘い」を挑んでいるのだ。
ISは、この映画の時に比べたら、縮小されたが、未だに残存するらしい。
シリア内戦で、国内に逃れた人々は
630万人とも言われている。
隣国トルコには320万人も避難した。(日本は基本的にはシリア難民を受け入れなかった。)
ウクライナで起きていることは、世界中で共有され、救済していかなくてはならないと思う。
ただ、今、この時点でも、ウクライナだけではない。
シリアでも争いは終わっていないし、ミャンマーもチベットも忘れてはいけない。
映画は、世界を知る教科書だ!
最後に、本作の奥の深さは、彼らが避難したドイツでも、心を抉られるような目に合うということ。
問題の深さ、難しさも感じてしまう。
「ロッキー4」もカタルシスを感じられる魅力的な映画ではあるが、
たまには、こーゆ作品もとても勉強になるし、僕は好きだな😃