原題: Score: A Film Music Documentary
本作を観て敢えて言うならば、映画には音楽という観点から見ると2種類ありますね。
・音楽が素晴らしい効果をもたらしているもの。
・音楽が殆ど無いもの。
そして両者とも途方もないほどの傑作がある。
本作を否定する訳では決してなく、それどころか数々の名曲の制作にかける情熱、そしてそれを耳にして気分が大変高揚しました。
気になった点が一つ。
大御所のジョン・ウィリアムズが昔の映像しかなかったような。見過ごしていたらすみません。1932年2月8日生まれ。今現在89歳なのでお元気なのかどうかとても気になります。彼は言うまでもなく天才の域だと。ワクワクするアップテンポの曲から繊細なバラードまで手掛け感動を与えてくれています。
悲しいことに故人となってしまった、ジェームズ・ホーナー。『タイタニック』を観るたび彼を思います。
言い出したらキリがないですが、本作は殆どハリウッド映画と音楽の歴史のようで、ヨーロッパの優れた映画音楽作曲家も取りあげてくれていたらなぁと。
例えば、古くはニーノ・ロータとかミシェル・ルグランとか。エンニオ・モリコーネには少し触れられてましたね。他にも話題には上がっていて聞き逃したり、映像が映ったりした人がいるかも知れず、気づかなかっただけかも知れませんが。新しい作曲家も知りたいと思います。