このレビューはネタバレを含みます
雰囲気だけそれっぽい自主制作系映画、前衛的すぎて難解な映画、蚕が人間になってミユリを救うファンタジー映画の、のどれなんだろう?と前半は思っていた。しかしその実態はどれでもなく、真っ当な社会風刺映画。
仲良くしたカイコが、人間になって現れる。ファンタジー?ファンタジーと現実の境が曖昧。抽象的なのがよかった。
カイコは絹にしか価値はなく、中身は無価値。→女は体しか価値がない。性虐待を受けたつむぎ。
電車を待っていたツムギはなぜ起きなかった?なぜミユリはその場にいなかった?
いじめ主犯格とミユリの関係は?昔仲良かったけど何かをきっかけに悪化した?主犯格らミユリを広い世界に飛び立たせようとしていた?
演技が下手だったのはむしろ雰囲気出ててよかった。それともあえてあの演技?
最後にリスカするシーン血が出るの早すぎ。
画面2分割にして、映画視点とスマホ動画視点を同時に流してるシーン。親友との何気なく幸せ日常がより伝わった。
途中入ってくる歌には少しイラッとした。歌がなければ、音楽は良かった。