ぼうるちゃん

女と男の観覧車のぼうるちゃんのレビュー・感想・評価

女と男の観覧車(2017年製作の映画)
3.7

本気と本気のぶつかり稽古!どやさ!

と茶化さないと、なんだか主人公が寂しくて、アーアという気持ちが沈んでしまうような。

黄昏時というかなんというか。
ビフォアサンセットの人生折り返し地点。
35歳と偽るもののそれでも40手前。
最近40〜50手前くらいの女性とよく話をする機会があるけど、40前でとかであんなクタっとした感じ出されたら、40、50一体どんな顔してるんだろう、、、。

痛々しい独り言と、独り言のようになってしまう躁状態のテンション。
更年期とか神経系弱い人とか、ああいう感じあるよねぇ、、、と。
案外誇張じゃないヒステリックと、シーンとした沈黙、クルクルと踊るようなライト。

とはいえ更年期や神経系、なにがしかの理由があるにせよ、居候人や職場の同僚としてあんな感じ出されたら、それはほんと無理よなという。

もう、意地悪なおばさん!ぷんぷん!じゃない方面のフォーカスって、確かになかなか映画くらいでしか、まともに直視できないかもしれんな。

しかしあの手の若者、、、あの髪型、あの感じの振る舞い、目つきなど、、、本能でこいつは信用ならんとわかるのがすごい。

ただ不倫してるだけの映画なのに、共感できずとも、なんか夏祭りの終わりみたいなしんみりした気持ちになるのすごいな、、、。

息子は放火するにしても最後は火消してバレないようにしてね、、、しかしそれだとただの着火ライターか、、、。笑