てるる

累 かさねのてるるのレビュー・感想・評価

累 かさね(2018年製作の映画)
3.5
フリーパス鑑賞。

その口紅を塗ってキスをすると相手の顔を12時間だけ奪えるという。
母親譲りの演技力を持つが、顔に付けられた大きな疵がコンプレックスで極度のコミュ障になってしまった累。
顔は良いけど演技力が無い舞台女優ニナ。
累の母親と口紅の秘密を知る男、羽生田。
この3人がそれぞれの思惑を胸に、お互いを利用し、利用され、やがて運命の歯車が大きく動き出す…。

この不思議な口紅について一切説明無し。
世にも奇妙な物語とか、星新一のショートショートみたいな短編であれば、その不思議設定に説明がなくても受け入れられるし、むしろ大好物なんだけど…長編だとなんだかもやもやする。

そもそも個人的に舞台のような大仰な演技が苦手。
ラストで土屋太鳳が演じるサロメ役で鬼気迫る演技を見せる場面でも上手く入り込めなかった。
役者が役者を演じる難しさよ。

あと何故こんなシリアスな作品に大根演技な関ジャニ持ってきた?
「泥棒役者」みたいなコメディならまだしも、こういう作品にジャニタレは要らん。

ストーリーも途中で読めてしまったのもあって、つまらなくはないけど、そこまでハマれなかったかな。

累役の人は良く知らないけど、有名なの?
土屋太鳳とのキスシーンが多いので百合系好きにはいいかも?笑
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