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ハッピー・デス・デイのBigsのネタバレレビュー・内容・結末

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!!
言いたいことはあるけど、十分満足!

作中でも言及されてるとおり、「恋はデジャヴ」とか物語構造としては古典的なループもの。でも、改めてこの構造の強度、面白さを認識した。
今作、その繰り返しの様がやっぱり面白くできてて、1回目、2回目、3回目、、、とその変わりようが笑っちゃうし、ストーリーの推進力にもなってる。2回目は、「既視感はあるけど、まあたまたまかな…」なテンションだったのが、3、4回目でははっきりと繰り返しを認識して発狂しそうになる。この「確かにこんな感じかも」と納得させられるリアクションが面白い。
何回も繰り返してきて、殺されて次の瞬間ギャーっと飛び起きるのが面白く笑っちゃった。(ここも、ツリーが殺される様子も描かれていたらこんなにギャグに振り切れず笑えなかっただろう)
あと、バットで殴られてそのままシームレスにベッドに倒れこむ場面は映画的ケレン味もあって凄く良い画だった。

あとツリーのキャラクターが魅力的。欲を言えば、ツリーの破天荒なパリピ描写をもっと見たかった。「酔ってテーブルの上で踊って、ケンカして、2回吐く」ところを。

不満点としては、中盤〜終盤が話をまとめたかったからか急にご都合主義が出てきたところ。
ツリーが改心するのも急だったし(まあ、あの男の子が命を懸けて守ってくれたからというのがあるんだろうけど)、自殺するときにその理由を言葉でわざわざ説明するのもなんだかなぁ…
犯人は、こいつだと決め打ちするのもよくわからなかったし、しかも本当の犯人じゃなかったからツイストというよりは余計な場面に感じた。真犯人も話のためだけって感じで別に意外性とか面白さはなかった。
無理矢理こんなまとめないでもうちょっとやり方あったんじゃないかなと、中盤までの面白さと比べるとやや残念。
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