ゴン吉

コードネーム:ストラットンのゴン吉のレビュー・感想・評価

3.9
英国海軍特殊部隊SBSの元隊員が書いた小説を映画化したアクション作品。

精鋭特殊部隊SBSのストラットンは相棒と二人で中東の化学工場に侵入して生物兵器を確保する任務につく。
現場への侵入には成功するが、一足先に何者かに生物兵器は盗まれており、現場からの逃走中に相棒が撃たれて殺されてしまう。
その後、敵のリーダーは元ロシアの情報諜報組織FBSのスパイであることが判明。
新しくバディを組むことになったネイビーシールズの青年とMI6の支援を受けて生物兵器の確保を目指すが、身内に敵への内通者がいることがわかり……

作品冒頭は”ミッションインポッシブル”のような化学工場への侵入シーンではじまり、それに続く銃撃戦の中での逃走劇はハラハラしながら楽しめた。
一方で、ストラットンは組織の依頼で液体散布装置を作った男に対して、彼の子供を人質にして情報を聞きだし、その後に子供と電話で話をさせて爆死させるなど、ストラットンの残虐非道行為には興ざめでした。
こういう卑劣な行為を繰り返すからテロとして復讐されるのだと納得させられる残念な作品。
本作品の名セリフ「参戦して状況を見る!」は、まずは戦いを起こしてあとで考えればいいとも解釈できる無責任な内容で、いかがなものか?翻訳者の誤訳かもしれませんが..... 

地上波TVで鑑賞
ゴン吉

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