やわらか

祈りの幕が下りる時のやわらかのレビュー・感想・評価

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)
4.0
シリーズ全く観ていないし、阿部寛さんも出演した作品あまり知らなくて観るまではどうかな?って思っていたけど結果的にとても楽しめた。
 
正直前半はやっぱりテレビっぽいなーと思うこと度々。舞台があっちに行ったりこっちに行ったり、なんか1時間モノの刑事ドラマとかでありがちな感じで。まぁでも後半ストーリーが佳境を迎える頃にはそういう空気が殆ど無くなってましたよね。最後はまた元に戻るけど、それが日常に帰って来た合図みたいなものよね。全体的には70~80年代の邦画としての名作の雰囲気があるよね。砂の器とかそういう系統。
 
俳優さんでは、松島さんと小日向さん、あと子役の桜田ひよりさんがとても印象的だった。この3人で作品のグレードを2段階ぐらい上げた感じがする。それに対して、(おそらく)シリーズのレギュラー陣はお約束的な役柄を演じてたせいかそれほどインパクトなかったかも。
 
あと、これみたいに特定の狭い地域のネタに特化した映画って、個人的にはあまり好きじゃないことが多い(なんかテレビのグルメ番組とか旅番組っぽいから・・・)のだけど、これは楽しめてしまった。まぁ日本橋界隈は最近良く行くし、関西出身で仙台に住んでいたりもしたので、舞台がどれも馴染みあったのも大きいよね。
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