バタフライ効果やパラレルワールドをモチーフに、12通りもの過去を持つミスター・ノーバディ(=誰でもない男)の人生を描いたSF作品。
あぁ…面白かった…濃密。
やっぱりバタフライ効果は、最高に知的好奇心がくすぐられる題材。好きです。
12通りの過去を脈絡なく描いているのに、観ている側を混乱させずすんなり理解させる脚本が素晴らしい。
オチがいまいちしっくり来ず、そこだけが残念。個人的に解釈できるオチは2通りかな…と。
「忘却の天使」のシーンがあまりに美しくてうっとりしました。上唇の上の“印”もめちゃくちゃロマンある。素敵です。
やっぱり時間を題材にしたSF映画は楽しい。また読み解く為に再鑑賞したいな。